準備1 定年でも年金は受け取れない


 日本の年金制度は、二十歳から60歳までのすべての人が加入する「国民年金」と上乗せ加入の民間企業「厚生年金」、私立学校教職員・公務員「共済年金」になっている。年金は、60歳まで積み立てなければならないが、受け取れるのは60歳からである。
 しかし、年金の種類と生年月日により受け取り時期と金額に違いがある。「国民年金」は、受け取るときに「老齢基礎基礎年金」と呼ばれ、65歳から受け取るが、「厚生年金」・「共済年金」は、昭和36年4月1日までに生まれた人には、特別支給として65歳以前から年金の一部支給がある。昭和28年4月1日までに生まれた人には60歳から支給されていた。

 わたしは、それより遅くて62歳から年金の一部支給がある。退職しても62歳までは年金はない。